【伝説の戦い】 薬師寺保栄 対 辰吉丈一郎 WBC世界バンタム級王座統一戦! ボクシング
こんばんは!下町荘の住人です!(^^)/
今回はボクシングでも【伝説の戦い】と呼ばれる試合を取り上げたいと思います!
ボクシングの中で【伝説の戦い】というと日本ボクシング界の歴史でもあります。
以前記事させて頂きましたが日本ボクシング界には様々な名ボクサーの戦いの歴史とも言えますね!
これは見る方の年代で応援する選手も変わってくるとは思います!
ここは私の独断で取り上げますのでご勘弁下さいm(__)m
そしていつものように(記事の都合上選手の敬称は省略させて頂きます)
この【伝説の戦い】の1番最初に取り上げたいのはやはりこの試合でしょ!
WBC世界バンタム級王座統一戦!薬師寺保栄 対 辰吉丈一郎
「1994年12月4日 名古屋市総合体育館レインボーホールで戦いのゴングが鳴った!」
と書き始めたいが…
実はこの試合までたどり着くまでの経緯も【伝説の戦い】をより盛り上げる要素でもありました。
まず辰吉丈一郎!日本のカリスマボクサーですね!
デビュー当時から「浪速のジョー」と呼ばれて注目を集め、わずかプロ8戦目(当時日本最速)でWBC世界バンタム級チャンピオンに就いた。
しかし、波乱万丈の辰吉のボクサー人生はそこからが本番でした。初防衛戦でラバナレス(メキシコ)にTKO負けして無冠となった辰吉は、そのラバナレスを破った辺丁一(韓国)に挑戦することが決まっていました。
だが、辺がケガのため、暫定王座決定戦を宿敵・ラバナレスと戦うことになりました。その一戦で見事に雪辱し、暫定王座を獲得したものの、辰吉丈一郎は網膜剥離を発症して長期ブランクを余儀なくされました。
辰吉が休んでいる間に復帰した辺を破り、世界バンタム級正規チャンピオンに就いたのが薬師寺保栄でした。薬師寺は2度の防衛に成功。網膜剥離が癒えた辰吉も暫定チャンピオンに復帰し、WBCは両者の対戦を命じたのでした。
試合前から激しい舌戦
史上初の日本人同士による世界王座統一戦は試合前からヒートアップしました。
まず試合開催地。大阪帝拳所属の辰吉と、名古屋の松田ジム所属の薬師寺の間で激しい綱引きがあったが、入札の結果、名古屋レインボーホール(現・日本ガイシホール)で行われることが決まりました。ファイトマネーは両者とも破格の1億7000万円と伝えられます。
さらに辰吉は薬師寺を激しく「口撃」。
薬師寺から「辰吉君はベルトに【ざんてい】と書いて来い」と挑発!
辰吉も「主役とカン違いのチカラの差を見せつけたる」「あの年齢になって髪の毛染めるようなっちゃアカンよ。社会人デビューしたらダメ」などと繰り返し、「ヤックン」呼ばわり!
そんな2人はマスコミもこぞって取り上げ、「世紀の一戦」と謳われた試合は盛り上がっていきました。
そして始まる【伝説の戦い】
ご覧頂いたように試合は「薬師寺保栄の判定勝利」
辰吉は後に1ラウンドで左拳を骨折していたことを明かしたが、それでも果敢に打ち合い、白熱の攻防を繰り広げました。
テレビの視聴率は関東で39.4%、大阪で43.8%、名古屋では52.2%と驚異的な数字をマークした。(現在でも関西では1位の視聴率)
その後、薬師寺は5度目の防衛戦で敗れて引退。
辰吉は3年後の平成9年にシリモンコン(タイ)をKOして3度目の王座に就き、2度の防衛を果たしました。
現在でも辰吉本人は現役に拘り、トレーニングを欠かしていないと言う。
2015年には次男・辰吉寿以輝が大阪帝拳ジムからプロボクサーとしてデビューして現在の戦績は11戦11勝(8KO)無敗
まとめ!
【伝説の戦い】と呼ぶにあたり一番最初に思い浮かべる試合が薬師寺保栄と辰吉丈一郎の激闘でした。
日本ボクシング史上もっとも国民が盛り上がった試合ですね!
【伝説の戦い】はもっともっとありますので今後も紹介できたらと思います!(^^)/
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